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私と富士山⑧

田舎の家での法事というものはなかなかなもので、
祖母が亡くなった日から、悲しむ間もなく法事が続きました

そこにあったのは、一生懸命に法事をとりしきる父の姿でした

「お父さん、えらい変わったなぁ」と親戚に言われるまでもなく、
娘の私がびっくりするほど…今までの父からは想像できない姿でした
父の体調は思わしくなかったので、相当しんどかったはずなのに、
祖母のために、まわりの人に頭を下げ、感謝し…


そんな法事ごとがひと段落した頃、
「すまんなぁ、ワシ、部屋に石置いたままやったんや」
父が私に小さな2つの富士山の石を見せながら言ってきました

部屋に置…そんなことなかったはず…
きっとその石は私が持っていく前に、わざと父がとっておいたんだと思います

頂上で石を返したとしても、きっと祖母はよくならない
でも、それは私の想いが通じなかったのではなく、自分が石を持ってたからなんや
そう私に説明するために
富士山に登れても登れなくても、私に責任をもたせないように
いかにも父のしそうなことだから、そう思うのです

父「この石返したら、(自分のしんどいからだが)少しようなる気がするんや
  また、そのうち、持ってってくれの…自分で行けたら一番ええんやけど」
私「もう、しばらくええわ、富士山
  30歳になった記念に登って、そのとき持ってくわ」

30歳になったら富士山、このときの約束は忘れずにいました

(続く)
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